5年間の積重ねで目的へ到達

学さんはベルーフの一期生です。2015年3月から利用を初めた、ベルーフに取っては最初の研修生の一人です。長らくB型の施設に通所していました。一般企業での就労を目指して、クリニックネットワークのドクターからの紹介が受講のきっかけです。治療と生活パターンの影響で、眠気のため集中して何かに取組むのが困難という状態でした。語学能力に優れており、TOEICは900点台、イタリア語はスピーチコンテスト入賞、フランス語も堪能、ドイツ語は検定試験合格、中国語もこなせる、という驚異的なレベルです。しかしほとんど活かされず状態でした。8ヶ月ベルーフで仕事ができるための基礎づくりから始めています。「自らの能力を社会で発揮することは人間の責任である」とはドラッカーの教えですが、学さんの8ヶ月は、このことの実現のために煉瓦を積み上げる毎日でした。その結果有数のIT企業に就職しています。翻訳とPC管理が専門職としての業務です。2020年11月有期契約社員として5年間の実績と成っています。労働契約法による無期転換ルールにより、正社員契約ができる条件を手にしています。ベルーフではこのルールでの始めての例です。無くてはならない社員として評価を自ら築き上げた成果です。才能が成果を呼んだ訳ではなく、紆余曲折の道を進みながらこつこつ煉瓦を積み続けて到達したゴールです。皆さんも、ベルーフで煉瓦を積んでみませんか。播磨守

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