月別アーカイブ: 2019年11月

なんでプログラミングで文章教室なの?

当社カリキュラムは文章教室が設けられています。エッセイや評論や短編小説を読み、考えたことを文章にし、お互いの文章を評価します。なぜIT技術の研修の中にこれがあるのか、とお考えに成ると思います。目的は思考力を養うためです。ネットで様々な情報が手軽にコピーできるように成りました。その分、解らないことを自分で考え抜いて明らかにする思考力が落ちている様です。新井紀子著の「AI vs.教科書が読めない子どもたち」によると、データ数2万5千人全国読解力調査の結果、中高生の読解力が相当落ちているそうです。考えて解く力が弱いと進路の選択に影響し、将来の職業の選択も狭まるとの見解です。ベルーフは思考力を重視し鍛錬しています。沢木耕太郎のエッセイ「私にわかっていること」を読み、Aさんは意識についての思索的な文章、Bさんは農薬の開発課題についての論文的文章、Cさんは平和についての文章を生み出し、考える力のレベルを上げています。これらが学習能力を高め、プログラミングの習得に繋がっているのです。専門技術は、コピーでのマスターは難しく、思考力が求められます。急がば回れです。播磨守

 

総合説明会 報告です。

11月22日にベルーフ「総合説明会」を開催しました。この説明会はITプロジェクトチームによるもので、実務経験を積むことが目的です。企画運営はPMBOKのガントチャートに基づいて行われています。企業様8社ハローワーク様3ヶ所のご参加を頂き、盛況に終わりました。参加各社の目的はベルーフと就労移行支援事業所を知ることでした。障害者の採用をしたいが、どの様に取組んだら良いのか、試行錯誤の途上にある各社です。アンケートでは研修生プレゼンが最も評価が高く、採用を検討したいとの企業が4社有りました。1人10分の持ち時間のプレゼンは、ベルーフで磨いたIT技術を駆使しています。精神障害を持っているが、ITの専門技能の基礎を身に付けているとの評価が高かったと判断しています。個別の面談も行われ、一般募集と同じ待遇の用意があるとのことでした。これを機会にベルーフと是非提携したいという希望も承りました。就労ルートのパイプを太くした説明会だったと総括しています。播磨守

就職後の支援は問題解決です

就職後の支援は就活の支援と同じ位重要です。最近の例を紹介します。三河さん(仮名)は1年2ヶ月のベルーフ在籍で専門職正社員として就労しました。IT企業の開発エンジニア職です。入社後一ヶ月が経ち、一回目の継続支援を実施しています。就職先企業は障害者雇用の試金石として期待するところが大きく、役員、直属上司、総務部担当と本人及びベルーフの支援員による会議となりました。勤怠については三河さんの課題でしたが、これはあまり問題なく安心できました。ところがチームでのコミュニケーションに不具合があり、三河さんとしては困っていました。そこで問題分析と対策検討が行われ、タイムリーに解決に向かうことができました。継続支援はチェックしたり励ましたりすることではなく、仕事上の問題を解決すること、と言うのは当社のコンセプトですが、これを実感した今回の支援でした。見送りでの三河さんの安堵した笑顔こそ、それを物語っています。播磨守

Python研修は8合目に進んでいます

Python研修もインストール、基本操作、制御文、リスト、関数、と進んで現在「辞書」に辿り着いています。初心者としては大分プログラムが読めるようになった、と言うのが実感です。8合目で見通しも良くなってきている感じです。「辞書」では、定義し入力し出力するパターンでプログラミングしています。ここまで来ると色々な部品の組合せが必要となり、複雑な構成に成ってきます。文字列をリストにする、辞書にする、その上で目的のプログラムを作るという作業を進めています。ここで泣かされるのがバグです。一体何が間違っているのか解らないという曲面にしばしば立たされ、泣かされます。必ず何かが違っているので、根気良く考え時には援軍を頼むなどしてチェックすると見つかります。何故間違ったのか、クリアーしていくと、解ったと腑に落ちる感じです。商品の受注プログラムを作るところまで来ました。現実の仕事の匂いがして来ています。 播磨守

ITパスポート 8人目合格!

IT専門職を目指す場合、ITに関する基礎技術の習得から始めます。そのためにberufでは、情報基礎研修をオリジナルな内容で設けています。2進数から始まり、コンピュータ技術の原理に取り組みます。研修受講後、習得のレベルの客観的評価として、ITパスポート資格の取得を目指します。資格取得者は就活の時に、企業から採用評価される有利な条件になっています。これまでの実績は7人の合格者を出しています。受験1回目で合格から3回目合格と個人差はあります。今回8人目の合格者のYさんは2回目で合格しています。2回目への準備は1ヶ月です。準備のメインは過去問を解くことです。それも数百問を解いて思考のトレーニングを積むことが目的です。ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の分野があり各分野の最低取得点と3分野合計で600点以上をクリアーすると合格です。Yさんはマネジメント系で高得点を取り合格しています。この様な実績がIT企業への就職実績に繋がっています。ベルーフでIT技術者を目指しませんか。 播磨守