月別アーカイブ: 2020年2月

データサイエンスの出発点は何?

データサイエンスへの出発点は統計学とプログラミングです。統計学は記述統計学と推測統計学の基礎のマスターです。記述統計学はデータの取り扱い及び処理についての理論と方法を学びます。平均、分散、偏差などの概念を理解するところからスタートです。言葉を知っているのと統計的な意味で理解しているのは、別次元のことなので初学者に取ってはここが最初の関門です。これらの理解はヒストグラムの作成で計ることができます。ヒストグラム即ち棒グラフですが、自分で構成要素を積み重ねて作り上げることができるようになるには、要素の分析組合せが欠かせません。ベルーフでは日科技連方式のヒストグラムの作成をスタンダードとしています。推測統計学はAという状態とBという状態をデータをもとにして、帰無仮説による比較判断をするものです。例えば、生産物の品質が昨年と今年で向上しているかどうかを判断します。これによって品質向上の条件や対策の現状を評価することができます。統計学は数学よりも後発の学問です。アルファベットは既に数学の記号で使われておりますので、統計学ではギリシャ文字が記号として使われています。又、計算式も数学をベースにしながら、統計学独自のスタイルが作られています。ギリシャ文字と数式に慣れるのが統計学取り組みの出発点かもしれません。次回はプログラミングの出発点を取り上げます。 播磨守

専門職としてのデータサイエンス

ベルーフは障害者の就労戦略として、専門職を目指しています。安定して長く働くためです。取分けIT専門職をメインにしています。このIT専門職として、データーサイエンスという仕事が注目を浴びています。データサイエンスは企業が保有する情報をデータ化して分析し、その分析から業務のイノベーション課題づくりを行い、課題実行によって経営成果を高めるものです。データ分析はもともと統計学を基とする理論から行われますが、ITの発展と共に分析技術がプログラミングによって超速の進歩が計られています。処理データ量の拡大と処理時間の短縮です。統計学とプログラミングの組み合わせによってもたらされたのがデータサイエンスです。障害者向けの職業というのは、もともとマーケットには存在しないと考えています。障害の有無に関わらず、憲法第22条により全ての職業の選択は自由です。しかしながら、障害者募集の職種は必ずしも選択が自由とは云えません。専門職2割補助業務職8割というのが実態です。そこで専門職種を広げることを就労移行としては戦略的に取組む必要があり、当社は拡充に努めています。データサイエンスはうってつけの職種と考えています。この職種に対するマーケットの必要性が加速度的に高まることが予測されます。ベルーフはデータサイエンティストの育成プログラムの充実に取組んでいく方針です。

3月からの新学期案内

ベルーフは3ヶ月を1クールとして、年間4学期で運営しています。3月6月9月12月が新学期となり、カリキュラムが組まれます。その学期の利用者の構成によって基礎教育が中心となったり、アドバンス教育が中心になったりします。2020年3月の新学期は基礎教育が中心ですが、アドバンス教育も並行して行います。基礎教育については、新しく4人の利用が確定していますが、もう少し増える予定です。基礎教育のITはリテラシーでPCの原理原則を学びます。コンピュータの原理的な仕組みをハードとソフトの両面で把握します。2進数、16進数で考えるなど、今までの10進数とは全く違う捉え方などが出てきます。生活の習慣をビジネスに切り替えるのは、ビジネスパーソン研修への取り組みです。企業で仕事をするには、企業の本質を踏まえた取組みが成功の要因です。企業の本質は何かを掘り下げます。認知行動研修も基礎教育に属するテーマです。自分の心の捉え方をトレーニングします。基礎教育は、会社で仕事をするためのペースを築くことが主要な目的となります。勤怠の安定がバロメータになりますが、研修内容への適応度合いが決め手になります。新学期からの受講を希望する方は、目下受付中ですのでご相談下さい。 播磨守

2月の就職面接会情報です

都内17ヶ所のハローワークは、年3回2月6月10月に合同で障害者就職面接会を開催しています。毎回約200社余の企業が参加しブースを設けて面接を行います。就労活動にとっては重要な機会です。今回は2月26日(水)13:00~16:00に東京国際フォーラムで開催されます。該当のハローワークでは参加受付と求人一覧表の配布を始めています。参加企業数は198社です。職種は専門的・技術的職業、事務的職業、販売・サービス・その他の職業です。その内、専門的・技術的職業は35社45件の募集です。専門的職業の募集はIT技術職がほとんどです。職種はSE/プログラマー/Web管理等です。IT分野が障害者雇用に積極的に取り組んでいるという傾向が数字上で表れています。仕事内容は専門職で補助業務はほとんどありません。一般戦力として位置づけられています。42件の募集は正社員待遇が16件で全体の38%に当たります。他の職種に比較して、正社員という待遇の比率が高いのが目立った傾向です。又、今回の特徴としてはWebに関する業務の募集が4件あることです。自社のWebサイトの管理の専任を置くというのは、最近のマーケットの傾向で、障害者募集にもその傾向が表れてきていると読めます。専門職取分けIT技術職はベルーフの目指しているものでもありますので、今回の就職面接会は成果を出すべく取組んでいきます。就職面接会はベルーフではこれまでも実績を上げていますので、何か得たい情報があれば提供いたしますのでお問い合わせ下さい。 播磨守