3月19日ドイツ時間14:00(日本時間22:00)からCEFECのオンライン会議が開催されました。CEFECはヨーロッパソーシャルファーム連合のことで、精神障害者の就労を支援している各国の企業や団体で形成されているNGOです。EU参加国が大半でEUからの援助も行われています。ベルーフはサポートメンバーとして承認を得、参加しています。毎年国際会議を開催し、障害者就労のテーマでシンポジュームとセミナーが行われています。。2020年3月ドイツのドルトムントで開催予定でしたが、コロナウィルスの影響で集まっての会議は中止され、オンライン会議に切り替えての開催です。ヨーロッパの国々と日本からの参加で実施されました。時差はありますが、運営には格段の影響は無くテーマ発表と質疑応答が行われています。イタリア、スイス、ベルギーなどの活動発表があり興味深い内容でした。特にイタリアはタンザニアでの障害者就労支援活動報告で、キリマンジェロの麓で行われている活動内容のインパクトは大きいものでした。オンラインでは時間的物量的負担が大幅に減少されますので、内容的な密度は薄まりますが、会議実施の目的はある程度達成されています。テレワークならぬテレカンファレンス(ベルーフの造語)誕生です。とても新鮮な経験と成りました。パンデミックから生み出されたものですが、新たなコミュニケーションの方法の実験と成っています。これによってインターナショナルな情報のやり取りが直接コミュニケーションで行えるのです。日本とヨーロッパという距離的な壁を取っ払い、いつでも相互に話し合える手段を手に入れたのです。ということで、今年のCEFEC会議は瓢箪から駒で予想外の成果を作り上げた会議でした。 播磨守
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卒業後の進路を探している皆さんへ
学生の障害者の方々は、在学中はキャリアセンターの支援を受けられますが、卒業後は支援が無くなります。その後は本人の状況次第になることが多く、支援機関やルートが明確で無いのが実情です。そのため端的ですが、引き篭りとなった例もあります。その様な実情を変えるため、就労移行が進路先となって支援を行う役割を担おうとベルーフは考えています。その結果、大学のキャリアセンターの紹介で就労移行を知り、卒業後の進路としてベルーフを利用するという大学卒業生がこの3月から入っています。目指す就労ための課題を解くことが就労移行での目的です。課題の解決は、働くことへの意志を持つ、専門業務能力を持つ、勤怠の安定を保つが代表的テーマです。「働きたくないんです」と本音で言われると戸惑いますが、正論の説教では解決にはなりません。自分で悟るを目指します。専門業務能力は主にIT技術になるので手強いです。地道な努力の道を歩みます。勤怠は安定した生活パターンづくりです。三つのテーマをクリアーできた時が就労の時期に成ります。1年から1年半を掛けてゴールをすると言うのがこれまでの実績です。卒業後の進路を探している学生の障害者の皆さん、就労移行の支援の道を選びませんか。 播磨守