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桜が満開ですが、本日4月1日で新入社員となった桶山さん(仮名)は、ベルーフからの23人目の就労者です。就職先は中堅クラスのIT開発会社です。職種はITエンジニアで、いずれテストエンジニア、プログラマー、SE、等の専門職に就くもので、待遇は正社員に準じるものです。桶山さんは大学卒業後、約一年を置いてベルーフの利用を始めています。幼少時からの障害歴で、家族と医師に支えられて大学卒業までこぎつけており、並々ならぬ道のりを歩んできました。しかし卒業後の就労の目途は立たず、という事情です。ベルーフ在籍1年10ヵ月は生活習慣の確立、仕事のための業務能力の習得、家族が闘病中の家庭事情への取組みという三つの課題への取組みでした。いづれも短兵急には解決のできない課題です。桶山さんはこれらにこつこつ取組み、少しずつ解決に向けて前進することに全力を尽くしています。ハローワークの担当からは合うたびに、一人前に向けて成長しているとの評価を受けてきました。この結果が今回の就労です。卒業後約3年を経ていますが、新卒待遇入社と成っています。この様な待遇は近年、企業の採用で行われています。障害者枠の雇用では、ベルーフとして3人目になる実績です。何年以内との条件が企業ごとにありますが、大学卒業後の空白期間が、就職に取って不利な条件では無くなりつつあります。空白期間を就労移行利用によって空白とすることなく、就職の条件作りに務めるという道を新たに生みだしています。就労は企業の門戸が開かれている訳ではなく、自分の手で開いていくのだ、との実感を得たのが桶山さんの就労です。 播磨守

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