大学生のベルーフ利用案内

大学生が就労移行支援事業所を利用できることは、あまり知られていません。東京都の場合、各区や市の判断で利用の可否が行われ、基準がばらばらな状態なのも一因です。しかし平成29年3月の東京都通達で条件付きながら、大学生も利用ができるように成っています。条件は「卒業が見込める単位が取得できている」、「大学から就労のための支援を受けるのが難しい状態である」、が主なものです。ベルーフの実績としては、これまで3件あります。1件は在学中に利用し卒業後就労しています。他の2件は卒業と同時にベルーフの利用を始め、1例は1年もう1例は1年半後に就労しています。仕事はいづれも専門職です。この実績から大学を訪問し、精神障害や発達障害の大学生の方々に在学中あるいは卒業後の利用を勧めています。自大学にどの位の障害者がいるか、を把握しているかどうかがその大学の支援のレベルを現しています。専任の支援担当を設けて対応している大学は、少ないのが実情です。卒業を迎えて、行く宛ての無い学生の後姿を見送る他無いとは、ある大学の窓口の弁です。引きこもるしかない生活が待っているのです。社会的な損失です。就労移行を利用するにはどうすれば良いのか、ベルーフにご相談下さい。 播磨守

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です