北イタリアの視察
BorzanoはBozenと云うドイツ名も持つ北イタリアの中位の規模の都市である。ブレンナー峠を越えてインスブルックに繋がっている古来からの要路にある。CEFECのコルフ会議で登壇したイタリアのJulliaの事業プレゼンテーションに惹かれて視察を申し込むと了承である。遥々アルプスの麓まで行った。Albertはソーシャルファーム連盟の代表者で議会の議員である。この連盟は総額200億の事業規模である。スチャーバ会議で懇意に成った人である。Julliaもこの連盟の役員でたちまち繋がりが結びついている。Julliaの公園管理事業を視察する事が出来た。市内を貫く川筋の河原が公園として整備されており、その維持管理が業務である。広い地域の造園を腕の好い職人達に依って担われている。つぶさに仕事の内容のプレゼンと現場を視察し、障害者と非障害者がスクラムを組んでプロの業務を運営する実態を見る事が出来た。目下新規事業の準備中と云う施設の造営現場も覗かせてくれた。事業拡大への積極取組み姿勢をアピールしてくれたのである。どういう事業取組みをするか、という当方の問題意識に応えるものである。何をしにきたか、判ってくれている視察案内であった。終わったら連盟本部事務所に行き、Albertが次の視察を用意していた。翌日の段取りを事務局のMargaletと打ち合わせて解散した。イタリアの陽は未だ明るく街中を散策しパン屋と肉屋と魚屋で食材を誂えたが実に豊富である。魚屋は山中ではあったがイタリアが海に囲まれているのを彷彿とさせる品揃えであった。ホテルが事務所の裏手に有り連盟のネットワークでインターネットを使う事が出来た。電波が届いて通信方法のイノベーションを実感している。 播磨守