ベルーフの役割は労働権を支えることです
ベルーフは、2006年小泉内閣で成立の障害者自立支援法現在の障害者総合支援法によって成り立っている事業所です。勤労の権利と義務は憲法27条に明記されています。働きたいとすれば、その権利を社会は支援します。労働権です。更にどんな仕事をしたいのか、の職業の選択の自由は憲法22条で明記されています。ただ仕事を選択するには、業務能力がその職業選択の条件となります。ベルーフの方針は専門職に就くことです。安定して長く働くためです。そのためには専門技能が条件と成ります。ベルーフの役割は、労働権=働きたいを支えるための専門技能教育と就労の支援です。働くことを人間の権利義務として教育を行っている先進国はドイツです。日本の小学校に当たる基礎学校6年12歳で、どういう分野の仕事に就くかを決めるという先進ぶりです。障害者の就労支援についても、障害という条件で仕事に就くための社会システムが作られています。専門技能を身に付け就労し継続していくことが、ワンストップで行われています。ベルーフの役割は、このワンストップを小規模ながらも果たすことです。現在まで5年間で23人の就労の実績を作ってきています。その中で、ワンストップとしてどんな役割を果たさなければならないかを見える化しています。利用実績は、現在就労していない、大学を卒業したが就労していない、休職中で仕事に復帰していない、という事情の精神及び身体障害者の方々です。働く権利をどの様に実現していくかは、人それぞれの個別事情がありますが、これまでの実績の中で積み重ねてきたノウハウを活用しながら就労を作り出して行きたいというのがベルーフの想いです。 播磨守