ベルーフの掃除は相労役です

吉田松陰の松下村塾は、史跡として萩の松蔭神社に保存されています。講義室と居室の二間の小さな平屋です。ここに約50名の塾生が学んでいます。古い建物のメンテナンスは塾にとっては、大事な仕事でした。松陰のスタンスとしては、増築や掃除は師弟としてではなく、共に学ぶものとして一緒に行うこととし、これを相労役といっています。共に担って取組むとの意です。ベルーフの清掃は、先人に習い相労役です。利用者と職員が共に取組むものです。清掃だけではなく学ぶ環境の維持は、ルール会議と称して全員が参画し、意見を述べ合いルールを作っていきます。ですから、ルールの共有と納得が図られ、気持ちの良い取組みと成っています。

ルール会議には、普段気になっていることがほとんど出てきます。それを参加者全員が検討し意見を述べ合います。この中から共通認識が生れてきます。従ってルールの出来た経緯が皆に浸透し、結束までよくなります。人間にとって重要なのは、自分が主人公で当事者であることです。ルール会議はそのトレーニングの場です。

播磨守

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    未分類

    前の記事

    ベルーフの表現大会