コロナウィルスの状況の判断基準について

ベルーフはドイツのロベルトコッホ研究所(略称RKI)の情報をグローバルなCOVID-19状況の判断基準にしていますので、この情報の内容についてお伝えします。RKIのサイトには「コロナウィルス-2019のRKIの日毎状況報告」が毎日0時時点として掲載されます。最初に全体状況で、感染者数/死亡数/死亡比率/回復者数です。次に地域別状況で、16州それぞれの感染者数/10万人毎の増加数・死亡数・死亡率です。これは地域ごとに発生状況が色分けされて全土地図で一覧で図示化されています。次に過去7日間の伝染の地域別推移で、どの地域が進んでいるか、収まっているかが色分けで全土地図で同じく図示されています。次に2020年3月1日から今日までの毎日の感染者数と届け出数と死亡数が、ヒストグラムで示されています。次は感染と死亡の年齢別・男女別の内訳で0歳から100歳以上が年代毎に区切られて示されています。次は感染の毎日の再生産数です。最後にRKIの現時点での危険度合に関する見解が示されています。5月8日時点では「高いhoch」との評価と根拠が示されています。集められたデータの分析を詳細に把握できます。このデータ分析は客観的合理性が比較的高いと私共は判断しています。ドイツと日本という地理的条件の違いはありますが、グローバルな共通性があるだろうという仮説で、時間的な進捗の差異はあるが同じ状況であると考えています。主観的な推測情報が氾濫する、というのがこの2か月の日本での体験なので、今の所RKI情報を選択していく方向です。

ベルーフのコロナ対応への方針です

ベルーフはコロナへの対応を判断するために日本情報とドイツ情報の二つを基にしています。日本は厚労省サイトで、各自治体からの情報を基とされています。ドイツはロベルトコッホ研究所サイト(RKI)からです。情報の収集源は明示されていませんが国家規模で集められていると推察されます。RKIのコロナに対するスローガンは、「手を洗おう、距離を保とう、データを提供しょう」で、データの提供を自衛策として喚起しています。従ってデータ分析によるRKI情報は重要な状況判断の基に成っているようです。2020年5月7日00時では以下のデータがそれぞれ公表されています。

ドイツ/日本 感染者数 166091/15463 死者数 7119/551 死者の比率 4.3%/2.5% 回復者数(概算)13990/不明 再生産数 0.71/不明 

ドイツは現在公共施設・学校・小売業等の活動が始まっています。「我々はメルケルの子供ではない」という表現で政府の慎重姿勢への発言が報じられ、経済活動の開始が既にバイエルン州で始められています。表の数字から判断すると1.0前後で推移していた再生産数の低下が目立った変化です。この変化がドイツ社会の活動開始のバロメータと思われます。国によって状況の違いがあるとの判断も考えられますが、これまでグローバルな観点で、ドイツの状況把握の客観性を参考に判断しているので同じ歩みを私たちも取ります。いつになったら元に戻るだろうか、というよりも世界は変わるのだという認識で新たなシステムの構築に取り組む方針です。目下ベルーフは、リモートでのテレワーク体制で就労支援を行っています。一過性とするか、転換期とするか、未曾有の状況の中で道を作って行こうと利用者職員みんなの知恵を絞って取り組んでいます。日々試行錯誤ですが、今のところ手応えのある充実した毎日という実感が有ります。播磨守

最新就労ニュース!

桜が満開ですが、本日4月1日で新入社員となった桶山さん(仮名)は、ベルーフからの23人目の就労者です。就職先は中堅クラスのIT開発会社です。職種はITエンジニアで、いずれテストエンジニア、プログラマー、SE、等の専門職に就くもので、待遇は正社員に準じるものです。桶山さんは大学卒業後、約一年を置いてベルーフの利用を始めています。幼少時からの障害歴で、家族と医師に支えられて大学卒業までこぎつけており、並々ならぬ道のりを歩んできました。しかし卒業後の就労の目途は立たず、という事情です。ベルーフ在籍1年10ヵ月は生活習慣の確立、仕事のための業務能力の習得、家族が闘病中の家庭事情への取組みという三つの課題への取組みでした。いづれも短兵急には解決のできない課題です。桶山さんはこれらにこつこつ取組み、少しずつ解決に向けて前進することに全力を尽くしています。ハローワークの担当からは合うたびに、一人前に向けて成長しているとの評価を受けてきました。この結果が今回の就労です。卒業後約3年を経ていますが、新卒待遇入社と成っています。この様な待遇は近年、企業の採用で行われています。障害者枠の雇用では、ベルーフとして3人目になる実績です。何年以内との条件が企業ごとにありますが、大学卒業後の空白期間が、就職に取って不利な条件では無くなりつつあります。空白期間を就労移行利用によって空白とすることなく、就職の条件作りに務めるという道を新たに生みだしています。就労は企業の門戸が開かれている訳ではなく、自分の手で開いていくのだ、との実感を得たのが桶山さんの就労です。 播磨守

CEFECオンライン会議に参加!

3月19日ドイツ時間14:00(日本時間22:00)からCEFECのオンライン会議が開催されました。CEFECはヨーロッパソーシャルファーム連合のことで、精神障害者の就労を支援している各国の企業や団体で形成されているNGOです。EU参加国が大半でEUからの援助も行われています。ベルーフはサポートメンバーとして承認を得、参加しています。毎年国際会議を開催し、障害者就労のテーマでシンポジュームとセミナーが行われています。。2020年3月ドイツのドルトムントで開催予定でしたが、コロナウィルスの影響で集まっての会議は中止され、オンライン会議に切り替えての開催です。ヨーロッパの国々と日本からの参加で実施されました。時差はありますが、運営には格段の影響は無くテーマ発表と質疑応答が行われています。イタリア、スイス、ベルギーなどの活動発表があり興味深い内容でした。特にイタリアはタンザニアでの障害者就労支援活動報告で、キリマンジェロの麓で行われている活動内容のインパクトは大きいものでした。オンラインでは時間的物量的負担が大幅に減少されますので、内容的な密度は薄まりますが、会議実施の目的はある程度達成されています。テレワークならぬテレカンファレンス(ベルーフの造語)誕生です。とても新鮮な経験と成りました。パンデミックから生み出されたものですが、新たなコミュニケーションの方法の実験と成っています。これによってインターナショナルな情報のやり取りが直接コミュニケーションで行えるのです。日本とヨーロッパという距離的な壁を取っ払い、いつでも相互に話し合える手段を手に入れたのです。ということで、今年のCEFEC会議は瓢箪から駒で予想外の成果を作り上げた会議でした。 播磨守

卒業後の進路を探している皆さんへ

学生の障害者の方々は、在学中はキャリアセンターの支援を受けられますが、卒業後は支援が無くなります。その後は本人の状況次第になることが多く、支援機関やルートが明確で無いのが実情です。そのため端的ですが、引き篭りとなった例もあります。その様な実情を変えるため、就労移行が進路先となって支援を行う役割を担おうとベルーフは考えています。その結果、大学のキャリアセンターの紹介で就労移行を知り、卒業後の進路としてベルーフを利用するという大学卒業生がこの3月から入っています。目指す就労ための課題を解くことが就労移行での目的です。課題の解決は、働くことへの意志を持つ、専門業務能力を持つ、勤怠の安定を保つが代表的テーマです。「働きたくないんです」と本音で言われると戸惑いますが、正論の説教では解決にはなりません。自分で悟るを目指します。専門業務能力は主にIT技術になるので手強いです。地道な努力の道を歩みます。勤怠は安定した生活パターンづくりです。三つのテーマをクリアーできた時が就労の時期に成ります。1年から1年半を掛けてゴールをすると言うのがこれまでの実績です。卒業後の進路を探している学生の障害者の皆さん、就労移行の支援の道を選びませんか。 播磨守

データサイエンスの出発点は何?

データサイエンスへの出発点は統計学とプログラミングです。統計学は記述統計学と推測統計学の基礎のマスターです。記述統計学はデータの取り扱い及び処理についての理論と方法を学びます。平均、分散、偏差などの概念を理解するところからスタートです。言葉を知っているのと統計的な意味で理解しているのは、別次元のことなので初学者に取ってはここが最初の関門です。これらの理解はヒストグラムの作成で計ることができます。ヒストグラム即ち棒グラフですが、自分で構成要素を積み重ねて作り上げることができるようになるには、要素の分析組合せが欠かせません。ベルーフでは日科技連方式のヒストグラムの作成をスタンダードとしています。推測統計学はAという状態とBという状態をデータをもとにして、帰無仮説による比較判断をするものです。例えば、生産物の品質が昨年と今年で向上しているかどうかを判断します。これによって品質向上の条件や対策の現状を評価することができます。統計学は数学よりも後発の学問です。アルファベットは既に数学の記号で使われておりますので、統計学ではギリシャ文字が記号として使われています。又、計算式も数学をベースにしながら、統計学独自のスタイルが作られています。ギリシャ文字と数式に慣れるのが統計学取り組みの出発点かもしれません。次回はプログラミングの出発点を取り上げます。 播磨守

専門職としてのデータサイエンス

ベルーフは障害者の就労戦略として、専門職を目指しています。安定して長く働くためです。取分けIT専門職をメインにしています。このIT専門職として、データーサイエンスという仕事が注目を浴びています。データサイエンスは企業が保有する情報をデータ化して分析し、その分析から業務のイノベーション課題づくりを行い、課題実行によって経営成果を高めるものです。データ分析はもともと統計学を基とする理論から行われますが、ITの発展と共に分析技術がプログラミングによって超速の進歩が計られています。処理データ量の拡大と処理時間の短縮です。統計学とプログラミングの組み合わせによってもたらされたのがデータサイエンスです。障害者向けの職業というのは、もともとマーケットには存在しないと考えています。障害の有無に関わらず、憲法第22条により全ての職業の選択は自由です。しかしながら、障害者募集の職種は必ずしも選択が自由とは云えません。専門職2割補助業務職8割というのが実態です。そこで専門職種を広げることを就労移行としては戦略的に取組む必要があり、当社は拡充に努めています。データサイエンスはうってつけの職種と考えています。この職種に対するマーケットの必要性が加速度的に高まることが予測されます。ベルーフはデータサイエンティストの育成プログラムの充実に取組んでいく方針です。

3月からの新学期案内

ベルーフは3ヶ月を1クールとして、年間4学期で運営しています。3月6月9月12月が新学期となり、カリキュラムが組まれます。その学期の利用者の構成によって基礎教育が中心となったり、アドバンス教育が中心になったりします。2020年3月の新学期は基礎教育が中心ですが、アドバンス教育も並行して行います。基礎教育については、新しく4人の利用が確定していますが、もう少し増える予定です。基礎教育のITはリテラシーでPCの原理原則を学びます。コンピュータの原理的な仕組みをハードとソフトの両面で把握します。2進数、16進数で考えるなど、今までの10進数とは全く違う捉え方などが出てきます。生活の習慣をビジネスに切り替えるのは、ビジネスパーソン研修への取り組みです。企業で仕事をするには、企業の本質を踏まえた取組みが成功の要因です。企業の本質は何かを掘り下げます。認知行動研修も基礎教育に属するテーマです。自分の心の捉え方をトレーニングします。基礎教育は、会社で仕事をするためのペースを築くことが主要な目的となります。勤怠の安定がバロメータになりますが、研修内容への適応度合いが決め手になります。新学期からの受講を希望する方は、目下受付中ですのでご相談下さい。 播磨守

2月の就職面接会情報です

都内17ヶ所のハローワークは、年3回2月6月10月に合同で障害者就職面接会を開催しています。毎回約200社余の企業が参加しブースを設けて面接を行います。就労活動にとっては重要な機会です。今回は2月26日(水)13:00~16:00に東京国際フォーラムで開催されます。該当のハローワークでは参加受付と求人一覧表の配布を始めています。参加企業数は198社です。職種は専門的・技術的職業、事務的職業、販売・サービス・その他の職業です。その内、専門的・技術的職業は35社45件の募集です。専門的職業の募集はIT技術職がほとんどです。職種はSE/プログラマー/Web管理等です。IT分野が障害者雇用に積極的に取り組んでいるという傾向が数字上で表れています。仕事内容は専門職で補助業務はほとんどありません。一般戦力として位置づけられています。42件の募集は正社員待遇が16件で全体の38%に当たります。他の職種に比較して、正社員という待遇の比率が高いのが目立った傾向です。又、今回の特徴としてはWebに関する業務の募集が4件あることです。自社のWebサイトの管理の専任を置くというのは、最近のマーケットの傾向で、障害者募集にもその傾向が表れてきていると読めます。専門職取分けIT技術職はベルーフの目指しているものでもありますので、今回の就職面接会は成果を出すべく取組んでいきます。就職面接会はベルーフではこれまでも実績を上げていますので、何か得たい情報があれば提供いたしますのでお問い合わせ下さい。 播磨守

企業への提案です、リワークの選択肢を広げませんか

リワークはRe-work復職を意味する和製英語からきていると推察されます。医療及び福祉分野では大分普及している言葉です。職務中に精神疾患が発症し、休職となる状態です。自宅で静養するか、クリニックで行っているデイケアに通い、医療系の治療で静養をし復職を帰すというのが一般的な対応です。対応方法については本人の判断選択によることが多く、会社から何らかの対応の選択は行われていないことが多いようです。これはリワークの対応の窓口となる人事部の方からお聴きした情報です。従って、復職可能に成るかどうかは本人の取り組み次第となります。休職期間は通常在職期間によって、協議規定されています。休職期間が終了となるが復職はできない状態となると退職を余儀なくされることに成ります。これは本人に取っても、会社に取っても問題が解決しないままの結果となります。本人にとっては失業という不安定な状態になります。会社に取っては貴重な人員を失うことに成ります。ほとんど手を打つことができない状態というのは経営上の問題でもあります。そこで、就労移行という選択肢を会社から本人に提示すると言う方法があります。ベルーフのリワーク対応は職場復帰系の対応を行っています。静養によって生活リズムの維持がある程度はかられた上で、勤怠の安定と業務能力の向上に取組みます。復職しても職場の状況は変っていませんから、自らを変えて適応できるようにするというのが本質的な目的です。会社としても復職にどの様に対応するかを本人と就労移行と協議しながら進めることができます。リワークの就労移行の利用は市区町村の判断に依り、利用可能な市区町村があります。ベルーフとしては各社の人事部へ、能動的な対応を取ることが出来る一手として提案いたします。リワーク対応の選択肢を広げてみませんか。 播磨守