欧州精神障害者就労事情1

ヨーロッパには、精神障害者の就労を推進しているsocial firm europe CEFECというNGOがあります。1987年に設立され、EUから18ヶ国が参加しています。欧州の障害者就労を進めるためのネットワークの役割を果たしています。現在ベルーフはサポート会員としてメンバーになっています。設立当初からの幹事国ドイツのPeter Stadler氏から紹介を受け、2009年チェコのプラハで行われた第22回CEFEC会議に参加したのが会員になるきっかけでした。約150人が各国から集まっていました。

日本からは私共です。この会議で、ドイツ、イタリア、オーストリア、イギリス、ベルギー、チェコ、ギリシャ、等のメンバーと知己になり、遠路はるばるとやって来た日本人として歓迎されました。会議ではセミナーと現場視察に加わり欧州事情をつぶさに学ぶことが出来ました。印象的だったのは、どうやって、一般マーケットに精神障害者の就労のための事業を起こし、成功させるかという視点でした。一般就労と福祉的就労に分けられ、福祉的就労が大勢を占める日本には無い視点です。そこでメンバー達に、その国の現場の視察を依頼し、その後2009年から現在に至るまで約50箇所の視察を行っています。

播磨守

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です